2ntブログ
現在の閲覧者数:

2017年02月

        

スポンサーサイト

カテゴリー - スポンサー広告
--/ --/ --
                 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
                         
                                  
        

細田守監督 時をかける少女(アニメ映画) レビュー

カテゴリー - 未分類
2017/ 02/ 13
                 
今日レビューするのは細田守監督が作った2006年公開のアニメ映画「時をかける少女」です。筒井康隆原作の「時をかける少女」の20年後の物語で、前作で主人公だった芳山和子(よしやまかずこ)の姪が主人公です。

前半はたわいもないヒロインである紺野真琴(こんのまこと)の日常が描かれます。何故かアニメで日常を描くととても綺麗になるんですよねとても不思議です。その後真琴はふとしたことからタイムリープ能力を手に入れます。しかしそれを抜き打ちテストで良い点数を取ることやカラオケを何時間も歌うことなどに使います。

最初は能力の使い方間違っていると思いましたが、これは真琴のモラトリアムを表しているんだと思います。真琴とクラスメイトの間宮千昭は将来にやりたい事が決まっていません。なので能力をこういう風に使うのも当然だと思いました。しかしそういった能力を使ったせいで被害を被る人が出てきました。そして最後にはクラスメイトの事故死に繋がってしまいます。

この映画には恋愛要素やSF要素もありますがメインは紺野真琴と間宮千昭の成長物語です。真琴は当初将来の目標も無くただ千昭や功介と一緒に野球をしていたいと思っていました。しかしこれは高校を卒業したら出来なくなるのは誰の目にも明かです。その為タイムリープが出来るようになった真琴は何度も同じ日を繰り返します。しかし周りの人間はそんな真琴の理想とか関係なく前に進もうとします。ある日千昭が真琴に告白します。しかし3人で野球をする間柄を維持したいのでタイムリープでこの告白を無かったことにしてしまいます。真琴は困難に直面した際努力で問題を解決するのではなくタイムリープを使って安易に解決します。この映画でのタイムリープでの物事の解決は誰かが得する一方誰かが損をする仕組みになっています。タイムリープで当初真琴は得をしますが、クラスメイトの高瀬は損をしてしまいます。そして最終的にはその損が積もりに積もって真琴にもふりかかってきます。なので総合的に見ると誰も得をしない仕組みなのです。

タイムリープには回数制限があり、もう飛べなくなった直後に功介が事故に遭ってしまいます。しかしそれは千昭がタイムリープをしたことにより回避されます。実は千昭は未来から来たのです。そこで千昭がいた悲惨な未来を聞きます。しかし千昭が過去に戻ったせいで今度は未来へ帰れなくなってしまいます。「タイムリープのことは過去の人間に知られてはならない」という掟を破ってしまった千昭は真琴の前から消えます。

タイムリープに回数制限があること・千昭が未来から来たこと・千昭が現代に来た理由を知った真琴は将来の目標が出来ます。そして一番最後のタイムリープをした後目標を見失っていた千昭に未来に戻るように諭します。

そしてこの映画も音楽が素晴らしいです。ゴルトベルク変奏曲など観客に懐かしい記憶を呼び起こします。

この映画は実際にある場所をモデルに作ったらしいです。魔女おばさんが勤めている博物館は東京博物館がモデル。真琴が通っている高校のモデルは東京女子大学。真琴達が野球をしている場所は哲学堂公園野球場がモデルだそうです。
また前作同様に坂道がたくさん出てきます。本当坂道が多いところって絵になりますよね。ただ実際住んでみるのは辛いかもしれません。


青空が効果的に使われており僕は夏になると毎年見たくなります。
細かいタイムリープ設定が雑だったりしますが、青春映画が好きな人・将来に目標を持てない人にお勧めです。


                         
                                  
        

プロフィール

カテゴリー - 未分類
2017/ 02/ 03
                 
中年大好きのヨシオです。僕が大好きな30代~50代のガチムチ・マッチョのおじさんを特集したブログが無かったので自分で作ることにしました。まだブログ始めたばかりで分からないことだらけだけと頑張って更新したいと思います